治療を始めて見た目が安定してから私の性別に対して疑りの目を向けてくるのは、女だと認識してる人だけだったんですがw
ここ数年、治療前や治療初期によくあった、あの目線や空気をふんわり感じる場面があるんですよね。といっても、トイレに困るとかそんな、日常生活に支障が出るようなものじゃなくて本当に微々たるもの。
気にしなければとくに問題はないレベルなんですが、私にとってはまあ喜ばしい変化ではないですよね。
既にホルモンは20数年かけて身体の隅々まで行き渡り、ガリガリのキャシャリンだった雌仕様の頃よりはガタイもデカくなってるし、声も中年になって更に低くなり、頭頂部は涼しげで、髭はこんなにも生い茂っているのになぜここにきて……?
最初はホルモンが効いてないのかもしれないと疑いました。
セルノスに変更してから、注射の時よりも量は減ってはいます。(まあ、あれはちょっと多すぎだったんですが)
でも、血液検査の結果を見る限りでは、むしろ今の方が安定してるんですよね。
じゃあなんだよと。
まさかパス度のことを今更考えるとか微塵も思ってなかったけど、万一このまま進行してしまって生活しづらいレベルにまで到達しても困るし、、、どうしたもんかなぁと思っていたら、あの目線や空気を感じるのは決まって、キャップを被ってマスクしている時ばかりだ、ということに気がつきました。
そりゃまあ、強めの男性記号である髭は隠れているけれども。
それだけでそんな変わる?
だって、髭が生えなかった若かりし頃も帽子は好きでよく被ってましたけど、別に女性にカウントされることはありませんでしたし。
と、ここまで考えて、あ、坊主だからかも?と思い至りました。
私、数年前からだいぶ頭頂部が切ない感じになってきましてね、坊主にしてるんですよ。
髪型自体は楽でとても気に入ってるんですが、髪の毛の情報が消えると、顔面やら首やら頭蓋骨やら、元々の骨格情報がむき出しになるんですよね。私、骨細なので💀
帽子を被ってても昔は、もみあげ、襟足、前髪等、髪の毛は多少出てましたが、今はなんにも出てなくてなんかつんつるてん。
髪、髭の情報を失った状態で残るは目元だけなんですが、よく考えるとその目元も若い頃とはだいぶ変わってしまってるんですよねぇ。
そうです、老化です。
吊り上がっていた目は重力によって下がり、切り傷のように鋭かった一重は、気づけば意外としっかりめの二重に変わってしまいました。
「女顔」と言われるような男性が年齢を重ねると、なんとなくおばちゃん感が出てくることってありますよね?もしかしたらあれと同じ現象なのかもしれません。
元から身体も男性の人ですらおばちゃんに見えるなら、私がそうなってしまったらもうただのおばですわな。
男性化が後退したというより、老化によって顔の印象が柔らかくなってしまったんでしょうね。
ということはコロナ禍以降の私は、柔和な目元だけを世の中に晒して生活していたわけです。バファリンの如く、優しさでしか出来てないような、この愛らしい目元を。
身長も大して高くないし、身体のラインに大した説得力もないですから、うーん?オンナ…?ってなっても不思議ではないですよね。
あー後もう一つ今思いつきました。
これは私自身の変化ではなく世の中の変化なんですが、昔と今ではジェンダー界隈に対する知識量が全然違うんですよね。
私が若い頃はまだまだ、水商売の世界にしかそういう人たちは存在しない、身近にいるはずがないと多くの人が思っていたように思います。
なので、基本的には男性か女性かの二択。
なにかしらの違和感があっても、「男性」で処理されてしまえば、そこから深く追求されることはありませんでした。
治療初期の不思議な外見の時も、ゴリ押しで男に属して働けてましたしね。
ところが今は(若い世代に強く感じますが)FTMやトランスジェンダーという存在そのものが、昔よりずっと身近になっていますし、治療するとどんな風な外見になるのか、どんな特徴があるのか、知ってる人も増えています。
昔は大雑把に「男性」に振り分けられていたけど、「あの感じ、もしかして元女子?」と推測出来てしまう人が昔より多いように感じます。
思い返すと、キャップ、マスク着用時にキラキラした目で見てきたのは高校生の集団だったんですよね。
結局のところ、ホルモンの効きが悪くなったわけでもなさそうですよね。
血液検査の結果ぐらいは信用しようぜ、私よw
ハゲ隠しに坊主になり、帽子を被り、情勢でマスクをしてる間に老化して、ついでに世間も変わった。
サボりすぎてる筋トレを再開したら一瞬で解決しそうですよね。
ホルモンのせいにしようとしてごめんなさいw

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