ホルモン補充療法(HRT)は長期で続けなければならない治療ですので、「どの方法が自分に合うか、負荷が少ないか」を見極めることがとても重要だと思います。
近年、医学の進歩や理解が進み、FTMのHRT界隈にも新しい風が吹き荒れましたようで、注射一択だった昔とは違い、選択肢が随分と増えています。
生活スタイルや環境、体質や身体の具合等に合わせて、自ら補充する方法を選択出来る時代に突入しました。
私は現在、セルノスジェルとカプセルをいい感じに併用しながら治療しています。
この記事では、その 2つの違いを実体験にもとづいて解説してみようと思います。
吸収の仕組み・効き方・安定性・体への負担──
これらは想像以上に大きく異なります。
⚠️ 注意
本記事には私個人の体験談が含まれます。
効果の出方・副作用には個人差がありますので、使用の際は必ず医師に相談してください。
セルノスカプセルとは?
■ セルノスカプセル(基本情報)
● 有効成分(1錠あたり):
ウンデカン酸テストステロン 40mg(=テストステロン40mg相当)
● 内容量:
1箱 30カプセル(1日1錠なら約1ヶ月分)
● 服用方法:
水、またはぬるま湯で服用する経口タイプ。
※ 胃腸が弱い方は、常温〜ぬるま湯が負担になりにくいです。
● 副作用
肝機能障害、高血圧、多血症、頭痛、吐き気、下痢、発疹、むくみ等
■ 仕組み(簡単に)
セルノスカプセル(ウンデカン酸テストステロン)は“脂に溶かす”加工がされているのが最大の特徴です。
今まで出回っていたテストステロン剤は、飲むと肝臓でほぼ分解されてしまうため効きにくく、その上、負荷がえげつなかったのですが、セルノスカプセルは一味違います。
- 小腸 → リンパ系へ吸収
- 肝臓で分解される前に血流へ
- その結果、ちゃんと一定量が体内へ届きやすい
- 肝臓にもだいぶ優しめ
つまり“経口でも効くよう特別に作られているテストステロン”と理解するとわかりやすいです。
■ メリット
- 飲むだけなので簡単(外出時に重宝)
- 効き始めが早く体感しやすい(1〜2時間で上がる)
- 初動からしっかりどっしりした効き方してくれる
■ デメリット
- なんだかんだ言っても最終代謝は肝臓なので、負担ゼロではない
- 胃腸が弱っている日は効果が不安定(というかむしろ全く効かない)
- ピークが早い分、下がりも早めで切れ感が出やすい
■ 私の体感
飲むと「あ、切れてたな」という感覚がスッと軽くなります。“ガツンと即効性”がありがたいです。
ただ胃が弱ってる時は胃の具合がただただ悪化するだけで全く効きません。そういう時はジェルを使うようにしています。

セルノスジェルとは?
■ セルノスジェル(基本情報)
● 有効成分(1袋あたり):
テストステロン1%(1袋5g=50 mg)
● 内容量:
1箱 30包入り(1日1包なら約1ヶ月分)
● 使用方法:
肩・上腕・腹部などに添付する経皮吸収タイプ。
乾いた皮膚に塗り、塗布後は完全に乾くまで衣類に触れないよう注意。
● 副作用:
皮膚のかぶれ、赤み、かゆみ、ニキビ、体毛増加、まれにホルモン変動によるほてり・倦怠感・頭痛など
(※刺激が強い場合は塗布部位を変えると改善することも)
■ 仕組み(簡単に)
ジェルは皮膚からゆっくり吸収され、時間差で血中に入ります。
吸収に影響する要素は以下の通り:
- 気温(寒いと吸収低下)
- 湿度(高いと蒸発が遅れ、吸収タイミングがズレる)
- 塗布部位の血流量
- 汗・乾燥など皮膚の状態
■ メリット
- 胃腸・肝臓への負担が少ない
- ゆっくり吸収されるので理論上は安定しやすい(ホル酔いなどが起こりにくい)
- 微調整がしやすい(1/3、半分等その時の自分の状態に合わせやすい)
■ デメリット
- 効果の即効性が弱い
- 吸収ムラが大きい(季節・体調の影響を受ける)
- 使用する場所を選ぶ
- 塗ってから2時間ぐらい入浴できない
- 塗るのめんどい
■ 私の体感
夏は安定してくれますが、冬は効きが悪いです。「ふわっとしか効いてないな…」って感じたら、カプセルに変更しています。
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※ セルノスは海外医薬品であり、日本国内では未承認です。
そのため、購入は 個人輸入 という扱いになります。
利用は自己判断・自己責任となりますので、必ず医師と相談のうえ検討してください。
このブログの全記事は、あくまで私個人の体験から得た、“私の体感”を記録したものです。
効果や副作用の現れ方は人によって大きく異なります。
効き始め比較(表)
| 特徴 | カプセル | ジェル |
|---|---|---|
| 効き始め | 1〜2時間 | 3〜6時間 |
| ピーク | 2〜4時間 | 4〜8時間 |
| 即効性 | 強い | 弱い(ゆっくり) |
| 安定性 | 個人差あり/ムラが出やすい | 理論上は安定(季節でムラ) |
| 体への負担 | 肝臓で代謝される | 肝臓・胃腸への負担が少ない |
| 吸収の特徴 | 小腸→リンパ→血中へ早く届く | 皮膚からじわじわ吸収 |
カプ&ジェルを組み合わせて使う技
私にとって安定した補充方法は**「季節や時間、体調によって使い分ける」**ことでした。(まだ体験談はそこまで到達してないけど自らネタバレw)
■ 実際の例(現在の私の場合)
- 朝:夏ジェル1袋 冬カプセル2錠
夏の朝の立ち上がりはジェル1袋で安定。冬はジェルの吸収が不安定になるので、カプ2に変更。ただし、胃腸が弱ってる日は冬でもジェル。 - 昼:夏カプセル2錠 冬カプセル1〜2錠
夏からの切り替え時はそのまま2錠だけど、安定したら基本1錠に。夕方に切れ感が来ることが多い私は、カプセルで一気に強く立ち上げたい時間帯。外出前、外出時にもカプセルの方が相性が良い。
飲み会等が夜に控えていても、昼にカプセルを飲んで置くとそこら辺も気にしなくてもいいので素敵。 - 夜:1/3ジェルor半ジェル
ホル切れを感じる日だけ追加。
この方法でホトフラや倦怠感はほぼなくなりました。
私は補充歴20年選手ですが、元々、ホルモンの変化に敏感で代謝が良い。その上、注射によって多め(エナルモンデポー250ミリを2週間に1本ペース)に補充していた期間が長く、身体がその分量を覚えていて、少量では満足しない身体に仕上がってるようです。
FTMの1日に必要なホルモン量は、ジェルだと1〜2袋、カプセルだと1〜4錠ぐらいらしいんですが(その辺はまた別記事で詳しく書きます)私はまあ多めですよね。一応血液検査でも問題はないので、平均より金のかかる器(身体)だということです。
その日の体調や状況に合わせて、ジェル、カプセルの組み合わせ、時間や量を変えられるのは、私のような敏感気まぐれおじさんにはとても向いていると思っています。
もちろん、万人に当てはまるわけではありませんが、組み合わせることで“ホルモンの谷間”を作りにくくなると感じています。
Q&A|よくある疑問
※あくまで私の体感を元にしています。参考程度にどうぞ。
Q1. どっちが強い?
強さというか、効き方に違いがあるって感じですかね。
・カプセル=早めに結構ガッツリ目に効く。でも切れる時もドーン。
・ジェル=優しい立ち上がりからじわじわ安定。
の違いです。
Q2. カプセルは肝臓に悪い?
入れなくていいものを身体に入れるわけですから良くはないんでしょうけど、上にも書きましたが、初回の肝臓分解を回避しやすい構造になってるので「FTMの経口、ダメゼッタイ」って言われてた時代のものよりは相当負荷は軽くなったんじゃないでしょうか。
その辺は医師に聞いてみてくださいね。
Q3. ジェルだけで安定する?
一言で言えば個人差ですね。結局全部そうなんですけどw
私はその時の自分に合った量をちゃんと塗って、ちゃんと吸収されるとジェルのみでも問題なく安定して生活出来ます。
冬や湿度の高い日は吸収が落ちるのでどうだろうって感じです。
Q4. ジェルの効きやすい塗布部位は?
ジェルの説明書には、肩、上腕、お腹に塗ろうぜって記載されています。個人的にはそこプラス内腿や足の付け根等もいい感じだと思います。まあ簡単にいうと、血流がそこそこ多い場所ですね。(多すぎるところはダメ)
後、FTMなら下顎?フェイスラインに塗るのもいいらしいです。髭が生えやすいとか?私はもう髭はお腹いっぱいなので塗ってませんw
部位によって、効く場所、効きづらい場所は多少あると思いますが、これも得意の個人差ですので、自分で塗って確認してみてください。
ちなみに私は肩と腕の内側、お腹、太ももを日によってなんとなく変えたりしています。
※陰部には塗っちゃダメですよ。
※心臓辺りもダメ。謎の動悸がします。
Q5. カプセルは食後の服用で効き方が変わる?
セルノスは脂溶性なので、脂質のある食事の後の方が吸収されやすいです。食べている最中に飲むのがいいと言っている先生もいました。
私は胃が荒れやすいので、基本的に食後に服用するようにしています。
最近は吸収を助けるため、DHA(良質な脂質)のサプリと共に摂取してみています。
まとめ
カプセルは「今すぐなんとかしたい日」の味方。
ジェルは「穏やかに過ごしたい日」の相棒。
都度、自らを見つめ、その時々、己に合った相方をお選びください。
くれぐれもホル迷子にはご注意を。


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